くくり猿（八坂庚申堂）

　お猿さんが手足をくくられ、動けない姿をした「くくり猿」。これは人間の中にある”欲望”が動かないよう、庚申さんによってくくりつけられている様をあらわしています。

　「くくり猿」に願い事をする際は、願い事ともに何か一つ”欲”を我慢しましょう。人は願い事を叶えようと努力する中で、どうしても”欲”の心が動いてしまうことがあります。結果、願い事が叶わなくなってしまうことも。「くくり猿」はそんな”欲”をくくり、庚申さんにコントロールしてもらうものです。
　「くくり猿」の体内には、ご本尊の青面金剛のお札が納められ、一つ一つ手づくりされています。